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なんといっても高画質!

 撮像素子(イメージセンサー)は画素数が多いほど被写体の細部まで鮮明に記録することが出来ます。 また、画素数だけでなく撮像素子の大きさも画質に影響します。 一般的なデジタル一眼の撮像素子サイズはAPS−Cサイズと呼ばれるもので大体23mm×16mm程度 (機種によって多少異なります)の大きさがあります。ハイエンドコンパクトデジカメの撮像素子サイズ6.9mm×5.2mm程度 (機種により多少異なります)と比べると約10倍近くも違いがあります。(下図参照)  イメージセンサーサイズが大きいほど多くの光を受ける事が出来るため正確な色と滑らかで豊かな階調を表現する事が出来ます。 だから画素数が同じでもコンパクトデジカメに比べデジタル一眼は格段に高画質なのです。

デジタル一眼イメージセンサーサイズ比較

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光学ファインダーでくっきりと被写体を見られる

 デジタル一眼ではレンズを通った光がミラーやプリズムに反射し実際に撮影する画面とほぼ同じ構図を光学ファインダーを通して見ることが出来ます。 この光学ファインダーは表示の精度が高く被写体をくっきり正確に見ることが出来ます。 コンパクトデジカメの液晶モニタと違い表示にタイムラグもなく人物や動物の一瞬の表情や動きの激しいシーンでも瞬間を捉えやすいです。 また、ファインダー内に絞り値やシャッター速度、 ISO感度などカメラの設定が表示されているのでファインダーをのぞいたまま各種操作が出来るようになっているのも優れている所だと思います。 (↓EOS40Dのファインダー)

EOS40Dのファインダー画像

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ハイレスポンス シャッターチャンスに強い

 起動時間や撮影間隔、AFスピードなど各種操作のレスポンスが非常に早いことはデジタル一眼の大きな魅力の一つです。 たとえばAF。コンパクトデジカメはイメージセンサーがAFセンサーの働きを兼ねているのでピントを合わせるスピードに限界があります。 しかし、デジタル一眼はAF専用のセンサーを装備しているので、ピントがすばやく合います。 (初めてデジタル一眼でピントを合わせるとびっくりするほどはやいです。) またレリーズタイムラグ(シャッターを押してから実際にシャッターが切れるまでの時間) もないと言っていいくらい速いので子供や動物、スポーツなど動きのある被写体には特に適しています。

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機能がたくさんあり表現の幅が広がります

 デジタル一眼は各種設定をすべてカメラ任せにできるフルオート撮影から、細かい機能を自分で設定するマニュアル撮影があります。 操作に慣れないうちは手軽なフルオートで撮影する事ができます。 コンパクトデジカメのようにシャッターを押すだけで簡単に撮影することが出来ます。 そして操作に慣れてきて、写真の知識が身についてきたらマニュアル撮影にチャレンジしましょう。背景を意図的にぼかしたり、 滝や川の流れを遅めのシャッター速度で撮影し水の流れを表現したり、自分のイメージ通りの表現が出来るようになるでしょう。

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豊富なレンズやアクセサリーでさらに表現力アップ

 デジタル一眼には各メーカーから様々なレンズが用意されています。 さらに各種フィルターやアクセサリーなども充実しています。マクロレンズで花のクローズアップ写真を撮りたい、 望遠レンズで野鳥を撮りたい、もっと手軽にPLフィルターを使って水面の反射を取り除いたり、 青空をより青くしたりなどあなたの色々なニーズに応えてくれるでしょう。

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大きい&重い

 デジタル一眼は高画質、高性能を発揮するための色々な装置がボディーに装備されています。 ハイエンド機になればなるほどボディーサイズは大きく、かさ張ります。重さもコンパクトデジカメと比べるとかなり重くなり、 気軽に持ち歩く事が多少辛くなってしまいます。

 また、デジタル一眼の醍醐味はやっぱり豊富なレンズやアクセサリーを駆使しての撮影にあると思います。 しかし、それをする為にはそのレンズやアクセサリー、三脚を持ち運ばなければなりません。私の場合、 広角レンズ(450g)、マクロレンズ(405g)、ボディー(740g)三脚(1100g)合計2,7kgを持ち歩いています。 この位が多分普通だと思いますが、 もっと多くの機材を持ち歩いて撮影されている方もいらっしゃいます。撮影が楽しいから出来る事だと思います。

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メンテナンスが必要

 デジタル一眼はレンズ交換の際などにボディー内部に埃が進入しそれがイメージセンサーに付着する場合があります。 フィルムカメラだと、撮影するたびに綺麗なフィルムが送り出されるので関係ありませんが、デジタルではそうはいきません。 イメージセンサーに埃が付着するとそのゴミを取り除かない限り、ずっと撮影した画像にも埃が写ってしまいます。 それを防ぐために最近はイメージセンサーについたゴミをふるい落とす機能が付いている機種がほとんどです。 しかし、コンパクトデジカメと違って定期的にボディー内部のゴミをブロアで吹き飛ばしたり必要があります。

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高額です

 最近の一眼レフは大分安くなりました。エントリークラスのレンズキットは8万位から、ミドルクラスのレンズキットは16万位から、 ハイエンドクラスは手が出ません。 撮影に慣れてくると交換レンズ、フィルター、三脚、バックなどなど付随するものが沢山あり各商品魅力あるものばかりです。 厳選して購入することをお勧めします。